「Haze」リリースを記念して桜木舞華役・鈴木杏奈さんにインタビューを行いました!

ここだけの裏話も…!?

ロングインタビューをお楽しみください!

 


 

<ウタヒメドリームについて>

 

――――第1回神曲カバーGP優勝おめでとうございます!優勝を知った時のお気持ちはいかがでしたか。

 

プロデューサーが直接結果を伝えてくださったのですが、嬉しさもありましたが、それ以上にびっくりが勝ちました。ROUND1もROUND2も、僅差だったのでずっとソワソワしていて…。

負けたら負けたで、2位だったとしても早く結果を聞きたい… と思っていました。

 

 

――――2023年11月に行われた1stライブにて、ファンの前で「Haze」の初披露となりましたね。ステージ上ではどのような気持ちでしたか?

 

客席で、赤のペンライトを持って待ってくれていた方々と、舞華ちゃんのタオルやグッズを身に付けてくださっている方々に「応援してくれてありがとう」という気持ちでした。

ライブでは(開演前のステージで)幕を張っていて、「神曲カバーグランプリの優勝者が1曲目を歌います」ということだけをファンの皆様には伝えている状態で、つまり1発目で誰が優勝したかが公演直前まで分からない状態だったので… そこで赤を持って待っていてくださったファンの方がいてくださったり、幕が降りた瞬間に感極まっている女性のお客さまが見えたりしたので、すごく嬉しくなりました。

 

<桜木舞華や他のウタヒメについて>

――――ご自身が演じられている桜木舞華について、現在の印象を教えてください。

 

舞華ちゃんは、最初すごくクールな子だなと思っていて、今もクールに歌おう、演じようと思っているのですが、時々セリフを収録していく中で、可愛い一面があったりして…。

実は性格にギャップがあるのかなと思っていますね。まだプライベートが謎に包まれているので、ふだん歌以外でどういう過ごし方をしているのかが気になります。

 

 

――――今後プライベートの桜木舞華が垣間見えて、性格がわかるようになることで、演じる上で歌い方を変えたりすることはあるのでしょうか。

 

普段の舞華ちゃんがもしスイッチをバチッって入れてステージで格好よくなっているとしたら、もっと歌い方を格好良くした方がいいなと思うんです。その場合「力強くクール」というよりは「力強い”風”」という解釈になるのかなって思うので。でも今はもう「絶対的女王」感を意識して歌っているので、キャラを知れば知るほど少しずつ変わっていくのかなっていう気はしています。だから気になります、どんな子なのか。

 

 

――――これからが楽しみになりますね。ちなみに、桜木舞華以外で注目しているウタヒメはいますか?

 

断然、いろは!(笑)個人的にボカロ(VOCALOID)が好きなんです。

ボカロはめちゃくちゃ世代で、かなり長く愛されているコンテンツですが、今もどんどん盛り上がり続けていますし、普段からボカロの楽曲をいっぱい聴くので、このいろはちゃんがどんな楽曲をカバーするのか気になっています。

 

 

――――アニソンとも親和性が高いVOCALOIDの楽曲となると、もしかしたら舞華ちゃんとしてご一緒する機会が生まれるかもしれませんよね。

 

そうですね。最近はボカロPさんがアニソン作られていることも多いので、機会があれば嬉しいです。

 

 

――――ほかのウタヒメというところで、直近のファーストライブでは新ウタヒメの「萩原ひまわり」が参加しましたね。ひまわりの印象はいかがですか?

 

ひまわりちゃん、めちゃくちゃ明るいと思いました(笑)。

元々資料をもらっていて拝見させていただいたので、ポップな雰囲気は知っていましたが、そこに倉知(玲鳳)さんの声がキャラクターに加わって… より私の中で、太陽のような明るい子だなと感じるようになりました。

倉知さんがCVや歌唱を担当されると聞いて、もうピッタリすぎて感動しました。ひまわりちゃんを見ていると倉知さんに、倉知さんをみているとひまわりちゃんのように見えてきます(笑)。

 

 

<新曲「Haze」や歌唱について>

 

――――「Haze」で「特にここを聴いてほしい!」というポイントを教えてください。

 

サビの終わりに、フェイクを入れているんですが、ワンコーラス目とその最後でそれぞれ歌い方を変えているんです。最後のフェイクには、がなりを入れていて、カラオケで歌うときっと楽しいと思います!(笑)

あとは、フェイク以外でもワンコーラスからすごく盛り上がってはいるんですが、ラスサビがそれを超えてくるので…!フルで楽曲の盛り上がりを聴いていただきたいです。

 

 

――――難しそうですが、歌えたら楽しそうですね…!難易度の高い楽曲だったと思いますが、今回楽曲を手掛けられた草野華余子さんから、レコーディング時に印象的なディレクションはありましたか?

 

私は小学校1年生から歌を習っていますが、ご自身でも歌ってらっしゃって、手がける作詞や作曲も素晴らしくて、アニソン界で知らない人はいないんじゃないかという方に直接ディレクションを頂けるという機会は初めてで、緊張しましたね。レコーディング中は、「(草野さんは)歌も歌っているから、こういうディレクションができるのか」と感じながら教えていただきました。

 

たとえば、Bメロの「どんな優しさも 出逢わなければ」という歌詞があるんですが、そこに「階段を降りながら歌うイメージで」という指示をいただいたのに、すぐにはできなくて。聞いたら理解はできるのに、歌ではうまく出すことができなくて、すごく悔しかったです。やろうと思ったらいつでもできるようにと練習しました。

 

そんな感じで、今までやってこなかった技術をたくさん教えていただいて、直接レコーディングの時にその場で曲も歌ってくださったんですよ、「こんな感じで」って。草野さんが歌も歌われているからできることなんだと感じました。

 

 

――――すごい空間ですね。

 

本当にそうでした…。お手本を聴いて、「なるほど!」と気づいて吸収してその場でアウトプットするっていうことはこれまであまりない経験でした。それほどレベルの高いディレクションを行っていただいたので、私も「このレコーディングで、できる限り吸収して帰ろう」っていう気持ちで臨んでいました。

 

 

――――ご自身のアップデートにも繋がったのですね。今回「Haze」は桜木舞華としてリリースされますが、桜木舞華として歌唱する際、ご自身で歌うときとの差別化はどういうところでなさっていますか?

 

私はお客さんの顔を見ながら、笑顔で「みんなありがとう!!」っていう感じで、見すぎなんじゃないかというくらいみなさんのことを見ながら歌いますが、舞華ちゃんはそういった面では余裕があって、王者の貫禄があると思うので、あまりニコニコしすぎないというか…。女王なので、ちょっと距離を遠くしてもいいんじゃないのかな、と思っています。歌う時に距離感が近くなり過ぎちゃうと、女王感がなくなるかなと。

 

(そういうファンサービスは)いぶきちゃんはすごくぴったりだと思いますが、舞華ちゃんは他のウタヒメとは違う”格上”のような印象があるので、まずは余裕を持って歌うというところを、鈴木杏奈として歌う時とは差をつけて歌っています。

 

 

――――なるほど。桜木舞華としての歌唱時、ファンサービスをあえて控えていたりもするのですか。

 

手を差し伸べたりとか、目を合わせたりはしましたけど、それ以上はしないように気をつけました(笑)。

 

 

――――「Haze」をライブで初歌唱した時、お客様のリアクションを見て嬉しくなったとのことですが、それも表情には出せなかった…?

 

幕が降りた瞬間にニコッて微笑みたかったんですけど、「舞華ちゃんはしない!」と思ったので、スンっとポーズを決めて立っていました(笑)。

 

 

――――情緒と表情がかみ合わなかったのですね。(笑)歌い終わりで優勝をファンの皆様に報告していた時の笑顔が印象的です。

 

そうなんです。「みんな〜〜!!優勝したよ〜〜〜〜!!!!」っていう感情だったんですけど。(笑)

表情は抑えてステージに立っていました。歌い終わった後は鈴木杏奈としての気持ちも添えて、みんなに伝えることができました。

 

 

――――ライブで発表したことにより、さらに想いが募った一曲となりましたね。そんな「Haze」のCDですが、桜木舞華のキャラクターデザインを担当されている美和野らぐ先生が、ジャケットを描き下ろしてくださいました。初めて見た時はどういった印象でしたか?

 

涼しげですよね。「烈槍・ガングニール」のイラストは後ろで炎が飛んでいて、「美しき残酷な世界」も、MVでは途中で火花が飛んでいるようなエフェクトかかっていたりして、舞華ちゃんには炎のイメージがあったんです。炎属性というか。でも今回は、背景もブルーで、星が輝いていて花が咲いて…。すごく爽やかで、これまでのイラストとはギャップを感じました。舞華ちゃんの新しい表情が見えたなという印象です。

 

 

――――アニソンとして「Haze」が世に出たり、ウタヒメの楽曲が今後増えていくことで、カラオケに行きたくなるファンも多いと思います。ご自身が、歌う時に意識しているポイントはありますか?

 

カラオケでは、広い会場だと思って絶対に立って歌うように心掛けています。カラオケって個室で閉鎖的な空間なので、どうしても縮こまって歌いがちで、体もそんなに動かさずに歌う方が多いと思うんですけど、全身を使って歌ったほうが声の伸びも良くなると思っています。一回ストレッチして、足を開いて、両手広げて歌うくらいがいい気がします。

 

あとは自信を持って歌うということですかね。自分が苦手な部分が来たとしても、たとえばそれが高音だとしたら、自分の限界の高い音はこれの3倍くらい上だと思って歌うとか。

跳び箱も飛ばないと思うと飛べないけど、飛べるって思ったら飛べるじゃないですか。「自分は歌が上手い。これを歌いこなせる!」って強い気持ちで歌うと上手くいったりするので、そういう強いメンタルでいることが大切な気がしています。

 

 

<今後について>

 

――――桜木舞華として今後カバーしてみたい曲を教えてください。

 

すでに歌わせていただいている曲もあるのですが、舞華ちゃんの「アニソンの女王」というキャラクターには水樹奈々さんの曲がぴったりだと思っています!水樹奈々さん以外ですとLiSAさんや藍井エイルさんの楽曲。

男性アーティストさんでしたら、Linked Horizonさんを歌いたいです。壮大な曲を歌われるので、舞華ちゃんにぴったりだと思うんですよね。パワーがあって。

 

 

――――力強い楽曲が多そうですね。他のウタヒメたちと一緒に歌ってみたい曲はありますか?

 

ひまわりちゃんと氣志團さんの「One Night Carnival」を…!!(笑)かっこいい曲で、ひまわりちゃんにはすごく合う曲だと最初から思っているんですよ!振り付けを想像してしまうと舞華ちゃんっぽくはないかもしれませんが(笑)、歌で考えるとすごくエモーショナルな曲なんです。綾小路(翔)さん、イメージカラーが舞華ちゃんと同じ赤色ですし(笑)。

あとは舞華ちゃんは中森明菜さんの曲も合うと思うんですよね。HiRENちゃんと一緒に歌いたいです。

 

 

――――想像が広がりますね。歌に関わらず、今後「ウタヒメドリーム」で挑戦してみたいことはありますか?

 

アニメ化、いつか機会があればいいなって思います。より多くの方にウタヒメドリームの素晴らしさを知っていただきたいので、アニメからだと入りやすいですよね。みなさん、ウタヒメたちの歌を聞いたら絶対に好きになると思うんですよ。

あと、動く舞華ちゃんを見てみたいので(笑)。最初はツンとした子に見えて、途中でポロッと、可愛いところが出てきたりして… ギャップにやられちゃう気がします。

だからもしアニメ化したらうれしいなって思いますね。

 

 

――――今後は歌以外で桜木舞華を表現していただくことも増えそうですよね。歌以外で彼女を演じる場面では、どういったことを意識されていますか?

 

ずっとクールで笑わない、というのが第一印象で、私は最初の頃大人っぽく役作りしすぎていたんですが、舞華ちゃんって二十歳で私と同い年なんですよね。だから、あまり作りこまなくてもいいと思いました。なので、等身大でいこうっていうのは心がけていますね。年齢に対して「絶対的アニソンの女王」という肩書きがあるので、その雰囲気の表現などに難しさはありますけど、まずは二十歳の女の子なので、可愛らしさは残せたらと思っています。

 

 

――――最後に「ウタヒメドリーム」ファンの皆様へ、メッセージをお願いいたします。

 

神曲グランプリでは応援していただきありがとうございました!こうして「Haze」をリリースすることができて、私も嬉しいですし、きっと舞華ちゃんもすごく喜んでいると思います。

 

2024年は「神曲リレー100」も本格的に始まり、これからウタヒメたちの曲が100曲も聞けるなんて、こんなに素敵な企画はない!と私も楽しみです。ぜひさまざまなウタヒメの楽曲をたくさん聴いていただいて、どんどんウタヒメドリームの世界を広げ、推しを増やしたり、楽しんでほしいなと思っています。

あと、YouTubeは拡散しやすいですから(笑)。たくさん、お友達などに「ウタヒメドリームっていう作品があるんだよ」っておすすめしていただいて、みんなでこれからウタドリをもっともっと盛り上げていけたら嬉しいなと思います。

 

セカンドライブではさらに進化した絶対的女王・桜木舞華として、皆様の前に立てればと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。